原題 | 有料到/皇家綫民 | |||
英題 | High Price | |||
邦題 | ヤング・ブラッド 〜父子鷹〜 | |||
監督 | 門見隆(門岳廷) | |||
1979年 香港映画
前回の『地獄無門』で、すっかり得した気持ちになったので、日本で発売された映画を紹介しようと思います。
DVDのパッケージに |
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餐廳(レストラン) 負傷した銀行強盗の一味が逃げ込む 思わず李恆(リー・ハン)を庇う レストランの裏の路地で二人は別れる・・・ |
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難航する捜査 手に入れた暗号も解読不能。 窮地に立たされる警察 ここで引ったくりにあったご婦人が登場する 刑事が被害届けを出すように進言しているのだが、 「たかが20ドルですから、諦めます。」と、届けを出さない。 うーん(悩) |
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親父は情報屋を使いたい 敏腕刑事だった父親(呉業光)は、息子の出世の為に一肌脱ぐ。 金を出して情報を買うのはご法度だと息子は反対。
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贈り物 ロン(程小龍)には大切な恋人ウェンがいた。 彼女は昼間は店員として働き、夜は学校に通う真面目な娘。 ロンが彼女に贈った指輪を、なんと売ってしまったと言う。 そこまで困窮しているのかと彼は尋ねるが・・・ オヤジはニッコニコ(笑) かなりつまらない想いをする息子。 訳を知り、悪い事しちまったなぁ・・・と思ったに違いない |
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犯行を重ねる李恆たち学聨社(がくれんしゃ) 銃撃戦で入院中の仲間、李發源(リー・ファッユェン)の家族に毎月金を届けたりしているので わりと大きいしっかりた組織なのだろう。
元情報屋の谷峰も、息子の為に情報提供を断るのだった。 |
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動揺したオヤジ、深酒 帰宅した息子が心配し、あれこれと訊ねる。 テーブルの上の豆の殻が哀愁を誘う。 かなりの時間飲んでいたんだろう。
オヤジはそれで数万ドルの大金を手に入れた。 たまたま通りかかった知人に送ってもらったのが、後日組織に知られ報復を受けた。 左膝から下を鉈でバッサリ(汗) だが、母親が出て行ったのも、オヤジが情報屋だったからだ。 今はひっそりと暮らしていたのに、亡霊のように湧いて出るヤマネコ オヤジ、蟻地獄でもがく |
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気が散る(笑) 学聨社(がくれんしゃ)の内部でも分裂が起こっているから、 早いトコ情報屋を使わないとな!という大事なシーンなのに。
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更に強引に迫るヤマネコ しつこくやって来るパイプオヤジ。 もうそっとしておいてあげて! この時、突然やってきた女房に罵声を浴びせられ、過去の自分を呪うオヤジ。切ない。 悲しいね。過去はどんな事をしても書き換えられない。 広州にいた頃の婚約者 ウェンの元婚約者が香港に現れ、彼女は彼との結婚を決めた おまけにカナダに移住しちゃうんだって 庇ってやったあの強盗、李恆ではないか!! 闇雲に殴りかかってみるものの李恆の方が断然強い。 悔しさを胸に帰路につく息子 |
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警官の息子は、違法な手段は使いたくない かといって事件を解決させない訳にはいかず、頭を抱える。 結局オヤジ達に流されてんじゃん。ケッ オヤジさん大怪我 松葉杖で階段を登っていたオヤジが、何者かに突き落とされた。 その上、車椅子まで投げつけられて。 非道! 暴力警官と老獪なヤマネコに反撃されるのであった。 いやー、卑劣。 私はオヤジ達が協力して、もう一花咲かせえるゾ!と張り切る楽しいストーリーを想像していた。 だもんで非常に戸惑っている。 ついていくの大変(汗) |
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次なるターゲット ブリーフケースを手錠で繋いだ宝石商の・・・ いつも怖い顔ばかりだけど、笑うと優しそうだよねー♪ 商談成立かと思われたその時。 だけど、軽食を乗せたワゴンを押していたので 多分広東語版では「ルームサービスです」なんだろうな。 残念ながら、鹿村さんはダイヤを奪われてしまった。
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麻薬の不法所持で身柄拘束 警察に陥れられたのです。
この映画の谷峰は苦悶の表情がばっかりで、見ていてつらい。 おおおー!
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無罪放免 暴力刑事の鶴の一声により、釈放された息子 「あの包みはただの痛み止めだった」だとさ お祝いのご馳走が並ぶ食卓、特別にお酒も楽しむ。 そこに、すっかり憔悴したウェンが現れる。 李恆が警察から戻ってこないのは、オヤジが彼を売ったから。 彼女から事情を聞いた程小龍 李恆とウェンを助けたい息子。 だが、彼らを助けると仲間が復讐するに違いない。 良い方法は? 彼の仲間が全員逮捕される事。 |
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ヤマネコに交渉 暗号の解読方法はウェンが知っていた その情報を持って、ヤマネコに会いに行くロン 清掃員にしておくのはもったいない。 条件は、李恆を釈放する事。二人を出国させる事。 パイプオヤジも、自分の息子の手柄になるのだから断る訳は無い。 |
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出国 李恆に礼を言われた程小龍だったが「オヤジの借りを返しただけだ」と一丁前な口をきく。 「お前だけでなく、我々も助けてくれる。」という息子刑事の言葉で 自分の身と引換えに組織が潰される事、何となくわかったんじゃないかな。 何かに気付いたようなそんな顔してた。 |
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一網打尽 暗号を解読し、全員の連絡先を掌握 警察の追跡の手からは逃れられる者は皆無であった!
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何だか不思議な終わり方だわー 例えて言うなら、『龍拳精武指』のラスト並に唐突に終ったわー(汗) ちょっと重苦しい題材だよな。 過去に足をすくわれるオヤジの苦悩だもん。 やり方は汚いけど、ヤマネコも子供が大事なだけだし。 もしかしたら、カナダに行った彼らも子を持って、自分の過去に苦しめられるのかも。 |